ルイス・フロイスは戦国時代に日本に来た宣教師
彼が滞在中に当時に日本とヨーロッパを比較したのが、この覚書
いまだにこの「日本」が果たして日本なのか、で疑義があるくらいの本ですが、
なかなかおもしろい
結構変なことも書かれてます。
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われらにおいては、よりよい衣服を上に着、よくないほうを下に着る。
日本人は、よりよいほうを下に着、よくないほうを上に着る。
ここまで
こういう感覚だからこそ欧米で香水が流行ったといえるんじゃないだろうか。
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ヨーロッパでは、夫が前方を、そして妻が後方を歩む。
日本では、夫が後方を、そして妻が前方を行く。
ここまで
女は三歩下がって・・・って言葉があるが、
あれはいつどこを見て言い始めたんでしょうか。
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ヨーロッパでは、娘や処女を(俗世から)隔離することは、はなはだ大問題であり、厳重である。
日本では、娘たちは両親と相談することもなく、一日でも、また幾日でも、一人で行きたいところに行く。
ヨーロッパでは、妻は夫の許可なしに家から外出しない。
日本の女性は、夫に知らさず、自由に行きたいところに行く。
ここまで
日本のほうが女性に自由があった、ということですかね
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われらにおいては、四歳児でも、まだ自分の手で食べることが出来ない。
日本の子供は三歳で(もう)箸を使ってひとりで食べる。
われらにおいては、通常、鞭で打って息子を懲らしめる。
日本では、それはごく稀なことで、ただ「・・・・」(原文から判断できなかった模様)によって咎めるだけである。
ここまで
体罰が日本古来のものではないことがわかる
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われらにおいては、馬(上)で戦う。
日本人は戦わねばならぬときには馬から下りる。
ここまで
当時の日本の馬はポニーみたいのだから上から戦っててはむしろ不利でしたからね
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われらにおいては、召使がその主君夫妻を自宅に招く習慣はない。
日本では、それがしばしばおこなわれる。
ある場合は義務として、またある場合は義務とは無関係に。
ここまで
日本に奴隷の考えがないということを示すのか
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フロイスの日本覚書 日本とヨーロッパの風習の違い 松田毅一、E・ヨリッセン
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