![]() 【中古】 チベットわが祖国 ダライ・ラマ自叙伝 / 木村 肥佐夫 [文庫]【あす楽対応】 |
ダライ・ラマ14世自身の自叙伝
チベットの状況を書いた本は数あれど、ダライ・ラマ法王自身が書いた本は
これと、ダライ・ラマ自伝しかない。
この本は1960年代ぐらいの本のようです。
他のチベット関連の本と比べると、かなり穏やかに書かれている。
ダライ・ラマ14世は、インド亡命後、チベット憲法を公布している。
その第六条 戦争放棄には次のように書かれている。
「その伝統に従い、チベットは、攻撃的政策の手段としての戦争を放棄する。
他国民の自由に対し、または、国際的論争を解決する手段として武力を行使しない。
かつ、そのために、国連憲章の諸原則をここに堅持する」
日本の憲法第9条よりよほどよい。
日本の憲法は普通に見れば全ての場合における戦争どころか戦力を放棄している。
(憲法解釈でそこは回避してるけど)
さらに、「国連憲章の諸原則を堅持」とあるわけだから、
集団的自衛権は当然ながら容認している。
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1951年7月、中共・チベット間で17箇条の協定が結ばれた。
第 一 条
チベット人民は団結して、帝国主義侵略勢力をチベットから駆逐し、チベット人民は中華人民共和国の祖国の大家族の中に戻る。
これに対してダライ・ラマ14世は
「これを読んで、私たちは、1912年に中国軍隊の最後の兵隊を追い出して以来、
チベットにはどんな外国勢力も存在していなかった、ということを回想して苦々しく思った。」
と書いている。
そもそも現在の帝国主義侵略勢力こそが、中華人民共和国であり、人民解放軍ですけどね
これに対してダライ・ラマ14世は
「これを読んで、私たちは、1912年に中国軍隊の最後の兵隊を追い出して以来、
チベットにはどんな外国勢力も存在していなかった、ということを回想して苦々しく思った。」
と書いている。
そもそも現在の帝国主義侵略勢力こそが、中華人民共和国であり、人民解放軍ですけどね
第 二 条
チベット地方政府は、人民解放軍がチベットに進駐して、国防を強化することに積極的に協力援助する。
ダライ・ラマ14世達が派遣したアボには、このようなことを決定する権限は与えられていなかったようですが、中華人民共和国にそんな言い分は通用しません。
アボは拒否していたものの、囚人となり、強制に屈したのだそうです。
チベット軍が中国軍に吸収されることを意味する。
ダライ・ラマ14世達が派遣したアボには、このようなことを決定する権限は与えられていなかったようですが、中華人民共和国にそんな言い分は通用しません。
アボは拒否していたものの、囚人となり、強制に屈したのだそうです。
第 八 条
チベット軍は逐次人民解放軍に改編し、中華人民共和国国防武装兵力の一部とする。
チベット軍が中国軍に吸収されることを意味する。
第 十 四条
中央人民政府は、チベット地区のいっさいの渉外事項を統一して処理し、かつ平等、互恵、およぴ領土主権の相互尊重という基礎の上に隣邦と平和な関係を保ち、公平な通商貿易関係を樹立発展させる。
これは、チベットの外交上の全ての権限を剥奪することを意味した。
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ダライ・ラマ14世が考える中国がベトナムを欲しがった理由
1.国土は広いのに、人口はわずかに7,8百万人のチベット人がいるにすぎない。
ところが中国は当時すでに6億を超え、しかもその人口が年々数百万ずつ増加しつつあった。
彼らはしばしば飢饉に苦しんだ。
そこで彼らは余分の生存の場としてチベットを欲しがった。
2.我が国は確かに鉱物資源に富んでいる。
私たちは、それを開発しなかった。
なぜかといえば、私たちは世俗的な富というものに、充分な欲望を持っていなかったからである。
中国側はチベットにおける大開発を主張している。
私は彼らの主張していることは本当だとあえて言おう。
しかしながら、その開発はチベットの利益のためではなくて、中国を富ませるためにすぎないのである。
3.中国人の多くの者が率直に言っているように、彼らは、もし全世界でなければアジアを支配する意図を持っている。
そうしてチベットの征服はこの過程における第一歩である。
これは、チベットの外交上の全ての権限を剥奪することを意味した。
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ダライ・ラマ14世が考える中国がベトナムを欲しがった理由
1.国土は広いのに、人口はわずかに7,8百万人のチベット人がいるにすぎない。
ところが中国は当時すでに6億を超え、しかもその人口が年々数百万ずつ増加しつつあった。
彼らはしばしば飢饉に苦しんだ。
そこで彼らは余分の生存の場としてチベットを欲しがった。
2.我が国は確かに鉱物資源に富んでいる。
私たちは、それを開発しなかった。
なぜかといえば、私たちは世俗的な富というものに、充分な欲望を持っていなかったからである。
中国側はチベットにおける大開発を主張している。
私は彼らの主張していることは本当だとあえて言おう。
しかしながら、その開発はチベットの利益のためではなくて、中国を富ませるためにすぎないのである。
3.中国人の多くの者が率直に言っているように、彼らは、もし全世界でなければアジアを支配する意図を持っている。
そうしてチベットの征服はこの過程における第一歩である。