 【楽天ブックスならいつでも送料無料】塩狩峠改版 [ 三浦綾子 ] |
自分の身を挺して暴走した電車を止めて乗客を救った実話を元にした本
長野政雄さんという方がその人
この方はキリスト教の信者で、著者もキリスト教の信者
私は宗教とその人の良し悪しというのは全く関係がないと思っている。
はっきりいえば、どの宗教も大概、いいことが書いてある。
だが、その信者の人が全て善人かというと、そういうわけでもない。
結局はその人がどのように生まれ育ったのか、周りの環境に依存していると思います。
この長野政雄さんをモデルにした本の主人公、水野信夫という人は、
幼いころは仏教徒で、キリスト教は嫌っていた。
幼い頃から真面目で義理堅いようでした。
身を挺するまででなくてもいいけど、読んでいてこのような人が社会に増えればそれは素晴らしいことだろう、と感じました。
特定の宗教に帰依し、自らの人間としての成長と共に考えを深めていった結果、
長野政雄さんのような素晴らしい方に成長したのでしょうか。
この本を読む限り、自らの行動に迷いが生じた際に、聖書を思い出して何を行うべきなのかを自ら決定していたように思えました。
このような方が私たちの祖先にいらっしゃるというのは日本人として誇るべきことだと思います。