私には、コンセンサスとは次のように見えます。
それは、すべての信念や価値を捨て、誰も信じないが、誰も反対することのない政策を追求することです。
今後どうすべきかについての合意が得られないために、解決しなければならない問題を回避することです。
「私はコンセンサスを尊重する」という旗印のもとで、一体どんな偉大な大義が勝ち取られたことがあったでしょうか。
「サッチャー回顧録」 マーガレット・サッチャーより
ここまで
定型的なのが、「核ゼロの世界」など
誰もこの理想に「反対」はしない。
でも、実際にどうしたらゼロになるか、についての具体策はないことから「誰も信じない」
結局こうした人達は、ただお題目を並べるだけで何十年も過ごし、なんら進展が見られていないことに気づかない。
現実に必要な考えとは、この例で言えば、
「核が使われない世界」
を目指すことだろう。
これさえも現在では相当怪しい。
国同士であればなんとかなるだろうが、テロリストが入手したら実現はほぼ不可能とも言える。