日本の歴史を振り返り、主に偉人・著名人による博愛精神の例を紹介している本
正直、あまりよくまとまっているように思えないし、ぐっとくるものがなかった。
副題にある「感動」は特に覚えなかった。
知っているものも多かったのもあるんですが、表現力の問題かと思います。
この本を読んで初めて知ったのは、加藤清正が朝鮮出兵した際に、
現地の人に当時はわりと好感を得ていた、というもの
現地で捕虜にした王国の王子だったり、現地の民衆だったり、
果ては日本に自ら付いてきた金宦という朝鮮人は家臣として仕え、主君の清正が亡くなると、
金宦も一緒に殉死したようだ。
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神話が何千年にもわたって私達の心を捉え、想像力をかきたててきたことは、紛れも無い事実だ。
それは、神話が民族共通の行動や問題を題材としながら、それらを通して人間性の本質を描こうとしているからである。
物語はあくまでも伝承であって、史実とは異なるかもしれない。
しかし、神話が時代の風雪を経て永く伝えられてきたということは、その中に読者をも魅了してやまない民族の精神性が込められているからだろう。
神話は事実とは言えないかもしれないが、それ以上に民族の真実が読み取れる場合があるということだ。
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