小渕恵三元首相について知りたいと思い、検索する限り唯一の本かな、と思って借りてきた。
が、残念ながら首相として何をしたのか、ということは「皆無」に近く、
彼、その祖父や父の生い立ちであったりがほとんどで、
政治家として何を残したのかが分からない。
政治家としての懐をつかむパーソナリティなどが紹介されている程度で、
あまり私としては役に立つ本ではなかった。
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小渕さんが大学在学中に、安保闘争があって、その当時行った学生に聞いた時の話
安保反対で国会に行った者に、何条の何を改正するのか聞いてみると、答えられる学生がいないんです。
女子学生と手をつなげるから、みんなが行くから俺も行くという日本型付和雷同の典型なんだ。
そうすると、おれも天の邪鬼だから、安保改正案を改めてよく読んでみようということになる。
改悪改悪といわれるけど、そんなに改悪ではないんじゃないか、と思うようになった。
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小渕首相と記者のやりとり
９８年１０月９日
記者 厚生省の調査で四人に一人が積極的シングル派で、晩婚化、非婚化が進んでいるという結果が出ましたが。
小渕 そうか。君は結婚しているのか。
記者 いや、まだです。
小渕 （記者の肩をポンとたたいて）頼むぞ。
- 凡宰伝 (文春文庫)/文藝春秋
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