私の大好きなサイエンス系の本を書くサイモンシン
今回のテーマは天体
星の大きさ・距離の測定の歴史などから始まり、
地動説・天動説、そして
アインシュタインvsニュートン
ビッグバンvs宇宙は不変
へと進んでいく
そこでは必ず、原始的・古い考えの人間が自分のこれまでの考え・人生が否定されるのを受け付けられず、正しい議論を封殺しようとしていっている。
これは現代でも多く語られている。
進化論
などがいい例ですね。
専門の学者同士ならまだしも、ここに素人が加わるとほんとにややこしいと思う。
これに関する反対論者の話を聞いているとほんとに支離滅裂にしか聞こえない。
まず基本的な勉強をしろ、といいたい。
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古代の学者たちは、人間に理解可能なことすべてに通暁していたのであり、「アルマゲスト」(プトレマイオス著)のような書物は絶対的真理として受け止めなければならないとされた。
古代人たちは、途方もない大きなミスをいくつも犯していたにもかかわらずである。
たとえば、神聖視されていたアリストテレスの書物には、
女性よりも男性の方が派の本数が多いと書いてあった。
雄馬は雌馬よりも派の数が多いという観察事実を一般化してしまったのだ。
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「オッカムの剃刀」は、二つの競合する理論があるならば、よりシンプルなもののほうが正しい可能性が高いというものである。
オッカム自身はこれを次のように述べた。
pluralitas non est ponenda sine necessitate.
(必要なしに多くのものを立ててはならない)
ーー中略ーー
オッカムの剃刀は、シンプルな仮説が必ず正しいことを保証するものではないが、
たいていは正しい答えを指し示してくれる。
医師たちが病気の診断を下すときにもしばしばオッカムの剃刀が使われ、
医学生はこうアドバイスされる。
「蹄の音が聞こえたら、シマウマではなく馬の可能性を考えろ」
一方、陰謀説が好きな人たちはオッカムの剃刀を忌み嫌い、簡単な説明を却下して、
好奇心をそそる複雑な説明の方を採用することが多い。
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1642年1月8日、ガリレオは死んだ。
教会は最後の処罰として、彼をカトリック教徒として葬ることを禁じた。
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アッシャーは、旧約聖書の年代学を、記録に残っている歴史的出来事に結びつけることにも力を注いだ。
結局彼は、ネプカドネザルの死が、列王記下に間接的に触れられていることを突き止め、
聖書時代の歴史に照らして年代を特定することに成功した。
(中略)
アッシャーはついに、天地創造は紀元前4004年の10月22日土曜日だったと宣言することができた。
ここまで
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宇宙における各元素の存在比
水素 10000
ヘリウム 1000
酸素 2
炭素 1
その他 1未満
これを見ると、地球がいかに奇跡の惑星かがわかる。
宇宙全体で、0.02%しかない酸素が、地球の大気では20%を占める(10000倍)
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