この本で初めて知ったのだが、
廃藩置県は維新政府の数人が決定して断行したということ
結構多くの藩が、廃藩置県が行われる前に借金で廃藩を申し出ていたこと
この廃藩置県を通じて日本が真に中央集権化し、副題にあるように「明治国家」が生まれたといえる
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王政復古の大号令は、慶喜の政権返上と将軍職辞退を許可し、
王政復古の基礎を立てるために摂政・関白・幕府を廃止する、と宣言している。
王政復古はたんに幕府制度のみならず、摂関制度をも廃絶したのである。
大号令には「神武創業の始」に基づくと明記されている。
鎌倉幕府以来の武家政治とそれに先立つ摂関政治を否定し、
古代の天皇親政に復古することを意味していたのである。
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新たに任命された地方長官を概観すると、ほとんどの府県では他府県出身者が登用されている。
旧藩勢力との断絶という廃藩置県直後の方針が貫かれている。
旧勢力を排除して新しい開化政策を進める担い手としての役割を、他府県出身長官に期待したのである。
小倉県(現福岡県)参事に任命されたのは、肥前藩出身である伊藤武重であった。
彼は、新任地に赴任したところ、言葉がよく通じなくてほとほと困ったが、なんとか政府の「御趣意」を徹底させるようにしたいと、肥前藩出身の参議大隈重信に報じている。
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維新の三大改革といわれる学制・徴兵令・地租改正をはじめとする近代化政策は、
この巡遊中(岩倉遣欧使節のこと)の2年間に留守政府の手によってほとんど実施されたのである。
それも各省が独自に功を競うように。
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廃藩置県 「明治国家」が生まれた日 勝田政治
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