- 山月記などは、国語の教科書にも出てきたようなきがする。
6編いずれも短編ですらっと読めてしまう。
オリジナルとなる話はいずれも中国にあるのだろうか。
だとしても、その話を魅力あふれるものにする作者の技量はすごいです。
李陵は、敵に捕らわれ、母国で家族がいやな目に遭った中で、
母国を裏切り匈奴に力を貸してしまう人と、
かたくなに裏切りをよしとせず、粛々と生きる中、
前者が後者に抱くなんともいえない嫉妬の心がよく描かれている。
名人伝は、かなり笑えるいい話
弓の達人たらん、とする主人公の話ですが、オチはいいません。
ほか、孔子とその弟子たちのことを描く「弟子」
西遊記の沙悟浄や孫悟空の話を描く2編
李陵・山月記 弟子・名人伝 (角川文庫)/角川書店
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李陵・山月記 中島敦
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