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十字軍物語1 塩野七生

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キリスト教の聖地、イスラエルをイスラム教徒から奪還しようとする十字軍の歴史


聞いたことが一度はあるであろう、ロンギヌスの槍
キリストを刺したことで聖なる槍と呼ばれている。
バルトロメオという巡礼の従者が十字軍に着いてきたのですが、
イスラム帝国側の都市を攻めあぐねていた十字軍のもとにきて、
都市の城壁の角に聖なる槍が埋まっているから掘れ、といってきたそうだ。
実際に掘ってみたらあったらしいのですが、
Wikiでその経緯を見る限り、掘っても見つからないところ、バルトロメオが降りていってなにやらごそごそしたら見つかったようだ。
これを読む限り、詐欺師のようにしかみえなかった。
見つかったと言っても、槍の先端がかけたもの、のようで、
つまり、鉄のかけらということで、槍だったのかどうかも怪しい

ちなみに、この聖なる槍は、この後計4つに増えたそうです。
1つは、アルメニアの教会に保存されている
2本目は、第7次十字軍フランス王ルイ9世がパレスティナから持ち帰った品だが、フランス革命時に行方不明に
3本目は、15世紀末にオスマントルコのスルタンがときの法王に贈ったとされていて、ヴァチカンのどこかにあるらしいが、まだ見た人はいない
4本目は今ウィーンに保存されている。(写真はこちら

そもそもキリストが処刑された当初はそれほど有名人でもなかったはずなのに、後生大事に処刑した槍が保管されていたとは考えずらいのだが、どうだろうか

第1巻は第1次十字軍の話でかなり面白かった。
様々な遺跡や砦があって興味深いが、シリア・イスラエル近辺ばかりで、とてもではないが今訪れることはできないし、そもそもどの程度残っているのか、内戦・戦争で壊れているのかもわからないですね。

第1次十字軍は成功し、見事イスラエルを奪還したのですが、
防衛するためにそこを十字軍の国として王を置くことになりました。
候補は何人かいたのですが、そこで最年長者で虚栄家のサン・ジルがなりたいと思っていた。
しかし、彼は諸侯から好かれていないことを知っていたようです。

そこで、最年長者である自分でも、聖なる都の王になるのは気が引ける、と言って自ら辞退をほのめかしたようです。
そうすれば他の人も辞退して、結果最年長者である自分に回ってくるだろう、と
が、多くの人がこのサン・ジルに王になっては困ると思っていて、これを期に、
ゴドフロアというフランスのロレーヌ公を王位につけるよう求め、結果ゴドフロアが王になった。

これを読んで、ダチョウ倶楽部のギャグみたいなことをサン・ジルはやったんだな、と思った。
サン・ジルは機嫌を悪くしてエルサレムを去ったとさ

十字軍物語〈1〉/新潮社
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