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面白くて眠れなくなる人体 坂井健雄

ふと、妻と「なんでおならってくさいんだろうね」というたわいのない会話してて、

それっぽいこと書いてあるかな、と思って借りてきた本

 

結構笑えたり役に立つ内容でよかった。

 

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血液の流れるスピードは、心臓のリズムにしたがって変動しますが、

心臓が出た直後の大動脈という最も太い血管では最大で秒速150センチメートル。

平均で毎秒50~65センチメートルで進んでいます。

想像以上のスピードですね。

そして、血液は先へ先へと進むにしたがって減速して、毛細血管では毎秒一ミリメートルとゆったりとした流れになっているのです。

 

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くしゃみの速度は新幹線並みの時速300キロメートル。

咳は時速約200キロメートルもあります。

ですから、「あっ」とくしゃみに反応して、慌ててハンカチで鼻や口を押さえても、既に手遅れ。

とっくにあなたのところに到着しているのです。

 

しかも、その人が風邪をひいていたなら、一回のくしゃみで約200万個のウイルスが三メートル先まで飛び、咳の場合でも約10万個のウイルスが2メートル先まで飛び散ります。

「近くにいなくてよかった」と安心はできません。

 

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多くの人は、左右の鼻の孔(あな)から空気を同時に吸い込んで呼吸していると思っているのではないでしょうか。

ところが、実際には、鼻は交互に孔を使って呼吸しているのです。

体がそれほど酸素を必要としていないときは、片方の鼻甲介(鼻の中にある粘膜で覆われたヒダ)を膨張(充血)させて空気の通り道をふさぎます。

こうすることで、一方の鼻を休ませて、効率よく呼吸しています。

つまり、鼻は省エネをしているのです。

また、敏感な嗅覚を休ませるという意味もあります。

 

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精子は尾を振りながら毎分1~4ミリの速度で遊泳しますが、睾丸でつくられたばかりのときは、全く泳ぐことができません。

睾丸から輸精路という通り道に出され、そこを通る間に遊泳できるようになり、受精能力を獲得します。

 

 

 

 

 


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