この森鴎外の文学集で、私は大塩平八郎と堺事件を見ました。
ほかにも様々な話が収録されています。
大塩平八郎に期待していたのですが、この話では大塩平八郎がいかに反乱を起こしたかではなく、決起当日のことを細かく描写している
個人的にはあまり・・・でした。
堺事件は、幕末にフランス人兵士が日本の武士に殺され、
その賠償として20人死ななければならなくなる。
対象となる20人は、殺されるのではなく自害として名誉の死を願う。
念願叶い、フランスの偉いさんの目の前で一人ずつ自害していく武士
9人自害したところでフランス人は気分が悪くなり、場を離れ、その結果自害も取りやめになったという。
なかなか面白い話でした。