この本は、東京のマフィア・ボスと呼ばれたニコラ・ザペッティの半生を通じて、
東京の闇社会の歴史(戦後)を描く本
ちなみにこのニコラ・ザペッティの開いたレストランは最初に日本にピザを紹介した店として有名ですが、
現在では別のオーナーが経営している(この本によれば、ザペッティはだまされたようだ)
この店ではやくざや力道山などが常連客で、
当時の皇太子と婚約者、つまり現天皇皇后両陛下もデートのハイライトして、定期的に訪れていたという。
============
妾も数人抱え、第一ホテルでせっせとサービスさせたものだ。
第一ホテルは、新橋にあるウェスタンスタイルの建物で、1940年に予定されていた東京オリンピックのために建てられた。
しかし、オリンピックは結局、中止されている。
若い妾のなかには、法科の学生もいた。
のちに売れっ子弁護士になるその彼女は、当時、学資を稼ぐためなら、ザペッティや彼の友達にオーラルセックスもいとわなかった。
この売れっ子弁護士とは誰のことなのだろう。
![]() | 東京アンダーワールド (角川文庫) 905円 Amazon |