前著紳士の品格が面白かったので借りてきた。
前作とは違い、本を読む際にこの本がタイトルとは異なりかなり笑える・ほほえましい内容であることは知っていたので、そうした意味で驚きはない。
著者が主に海外に出かけて様々な方と出会った際の出来事や聞いたことが書かれている。
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インドで著者が聞いたという小話からひとつ
たまには口やかましい妻とも海外旅行に行こうとエルサレムに出かけた。
ところが旅の途中で妻が亡くなった。
葬儀屋は、
「奥様を連れてお帰りになるなら5000ドルですが、ここ、聖地で埋葬されれば150ドルです。
いかがなさいますか?」
しばらく考え、夫は、妻の遺体を連れて帰ることにした。
すると葬儀屋は
「なぜ、この素晴らしい聖地で埋葬されないのですか?
費用だってわずか150ドルですよ?」
「いや、昔、ここで死んで埋葬された男が3日目に復活したんだよ。
そんなことがあってはたまらんから連れて帰るよ」
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