アンティキテラ 古代ギリシアのコンピュータ ジョー・マーチャント
古代ギリシアから発掘されたものが歯車があって、それを組み合わせると月の周期などを正確に測れるという。そういう意味でのコンピューター...
View Articleトヨタはいかにして「最強の社員」をつくったか 片山修
この本は、トヨタがバブル崩壊前後からとりかかった人事制度の改革について説明している。 労働人口の低下が見込まれ、それまでのようにスライド式に平、課長、次長、部長へと登っていくサラリーマン社会が期待できなくなることをいち早く感じ取ったトヨタがいかに人事制度を変えていったのか、どのような苦悩があり、社内の反発もあったのかを説明していてとても面白かった。...
View Articleフランス史3 16世紀ルネサンス ミシュレ
このあたりから私のヨーロッパ史のベースが欠けているのであろう、話が全く入ってこない。 内容としてはルネサンス、宗教戦争(カトリックvsプロテスタント)とあって盛りだくさんなんですが・・・一度基礎的なところをおさらいしてから読む必要があるかな著者の文体が詩的というか文学的なのも、あまり私には惹きつけられない要因かもしれない。 フランス史 3 〔16世紀 ルネサンス〕...
View Articleアキとカズ 遙かなる祖国 喜多由浩
元々産経新聞で連載されていたものをまとめた小説のようです。 テーマは、戦争によって苦しめられた日本人が、ソ連、北朝鮮においてとらわれの身になり、現在の拉致被害者、日本人妻の状況と絡めつつどういう状況で、どう救出していくか 最後の救出部分はちょっとできすぎた感はあるが、日本人妻の状況はこれまで知らなかったのでためになりました。 ア キ と カ ズ―遥かなる祖国1,620円Amazon
View Articleアルファ・オメガ 小林泰三
妻が好きな本、ということで借りて読んでみた。 これは、明らかにウルトラマンへのオマージュのようなものだろう見ていてとても笑えることがある。ときあり、「ゼアッ」とか特有の効果音が出てきてほほえましい なぜウルトラマンが巨大化できたり、3分しか戦えないのかなどにもきちんと理由をつけているのが面白い(あくまでウルトラマンではないが) AΩ 超空想科学怪奇譚 角川ホラー文庫 価格不明 Amazon
View Article「タレント」の時代 酒井崇男
トヨタの強さの秘密が面白かったので、その前に書かれていたこの本を借りてきた。私個人としてはこちらのほうが面白かった。なぜならこの本は、製造業だけをターゲットにせず、現在そして今後の仕事のあり方を示しているから...
View Article疵 本田靖春
グラップラー刃牙に出てくる、花山薫のモデルとなったヤクザの一生を中心に当時(戦後間もない)の時代を描いた作品 花形敬の画像と、花山薫のマンガの絵を比べるとわかるんだが、よく特徴を捉えている。かれの生き様も花山薫にうまく投影されている。刃牙の著者は花形敬のことが好きなのだろうなあ、と思った。...
View Article杉原千畝 情報に賭けた外交官 白石仁章
第二次世界大戦中、ドイツ占領下の国にいるユダヤ人に大量のビザを発給し、多くの命を救ったことから有名な杉原千畝 年初に見た映画「スギハラチウネ」をきっかけに借りようと思ったこの本 この本は彼の生涯を主にインテリジェンスの観点から描いていて面白い。 本を読んで始めて知ったのだが、日本人女性と結婚する前にロシア人と結婚していたこと...
View Articleヤバい現場に取材に行ってきた! 石原行雄
「アウトローたちの履歴書」が面白かったので別の本も借りてきた。これもとても面白かった。 本のカバーにある写真は、アメリカによるイラク侵攻後に混乱したイラクでの爆弾テロ現場...
View ArticlePR: シートベルトとチャイルドシート、大丈夫?-政府広報
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View Article晏子 宮城谷昌光
秦の始皇帝よりも数百年前のお話 斉の臣下である晏子親子のお話のようで、全4巻まだまだ序盤なのですが、あまり話の面白さがわからない。ただ、Amazonでは絶賛されているんです。 もう少し本を読み進めればわかるんだろうか。 晏子〈第1巻〉 (新潮文庫)680円Amazon
View Article日本、遙かなり 門田隆将
明治時代にトルコのエルトゥールル号が沈没してそれを救助した日本イラン・イラク戦争時にテヘランに残された日本人を救うために飛行機を飛ばしてくれたトルコ この本はこれまでにないくらい、この2つについて(特に後者)詳しく述べられている。半分ぐらいがこの内容で、残り半分は日本がいかに海外の日本人を救出できないのかについての事例が述べられている。 ================...
View Article紳士の品格2 笹川陽平
前著紳士の品格が面白かったので借りてきた。前作とは違い、本を読む際にこの本がタイトルとは異なりかなり笑える・ほほえましい内容であることは知っていたので、そうした意味で驚きはない。 著者が主に海外に出かけて様々な方と出会った際の出来事や聞いたことが書かれている。 ================= インドで著者が聞いたという小話からひとつ...
View Article坂の上の坂 藤原和博
この本は非常におすすめできます。 タイトルからわかるように、この本は司馬遼太郎の「坂の上の雲」からきている。バブルまでの日本というのは、レールに乗った人生が存在していた。いい大学に入り、いい会社に入り、特段のミスがなければ課長・部長へと昇進していく。失業することもまれだった。坂の上に明確な頂上が見える、そういう意味で坂の上に雲が見えたわけだ。...
View Article元禄いわし侍 長辻象平
元禄時代、江戸時代の中で最も繁栄を極めた時代だが、生類憐れみの令や赤穂浪士の事件が起きた時代でもある。 この本は、小説ではあるが、話を通じて江戸時代の様々なことがわかる真面目な本でもある。小説としてもなかなか面白い。時代劇が好きな方ならなおさらだろう。歴史好きとしてはよかったです。...
View Articleタックスヘイブン グローバル経済の見えざる中心のメカニズムと実態 ロナン・パラン
パナマ文書でその存在が大きく知れ渡ることになったタックスヘイブン タックスヘイブンはその秘匿性からもあまり学問的に取り上げることが出来ない(資料が入手できない)が、この本は様々なソースからそれを得て載せている。...
View Articleウォール街のアルゴリズム戦争 DARK POOLS スコット・パタースン
以前、フラッシュボーイズで、株式の高速取引について読んでいたときに、似たような本があったので借りてみた。 この本は高速取引でも出てくるダークプール、と呼ばれる私設取引所についての本日本だと株式の取引所は東京証券取引所が有名だが、これは公設取引所法律でどうするか、というのが事細かく決められている。しかし私設取引所はその辺がわりと緩く、かつどう取引されたかの秘匿性が保たれている。...
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