第二巻が面白かったのですぐに3/4巻を借りてきた。
第三巻からは晏弱が死に、子の晏嬰が主人公に
第四巻まできて、シリーズを通しての主人公が子の晏嬰であり、有名な人であることを初めて知りました。
彼が生きていた当時、孔子がまだ若かった頃のようで、
登用を断られた孔子
晏弱についてはあまりいいことを言っていないようです。
本を読む限り、晏弱はリアリスト(といっても、孔子と比べて、という意味)であり、芯がしっかり通った臣下として描かれている。
背が130cmぐらいだったということで、よく他国からバカにされていたようだが、
私のようなバカが派遣されるのはおたくがバカだからです、などと切り返してぐうの音も出ない相手国の様子が笑えた。
全部読んでみて、1巻を除けばとても面白かった。
3巻以降は他国との問題よりは国内の覇権争いが主軸になっている。
王様が宰相の美人の妻を寝取って恨まれて殺されるなど別の意味でハラハラします。
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