巣鴨の生と死―ある教誨師の記録 花山信勝
この本は、作者がお坊さんとして、東京裁判で処刑される方々を見舞い、そのときの記録を残したもの その中には、いわゆるA級戦犯となった方々のみならず、B級・C級も含まれる。特にいわゆるA級戦犯となった方々については、詳細に書かれている。彼らが当時どのような心境で処刑を待っていたのかがわかる。...
View Article罠 殖産住宅事件の真相 東郷民安
著者は、殖産住宅事件で捕まった、殖産住宅の創業者 このときの事件の判決によって、リクルート事件の公開前株の賄賂性を立証するに至った、という意味で重要な事件のようです。この本では当時会長だった著者がいかに周りに騙されて犯罪を犯していくことになったかが記されている。...
View Article伝わるデザインの基本
この本、借りてみたがとてもよかった。今度購入しようと思う。 社会人であれば、とくに私ぐらいの年になると、資料を作成するなど頻繁にある。パワーポイントが主だが このときにどういうところに気をつけて資料を作るとわかりやすいのか、というのが書かれている。デザイナー向けと言うよりは私たち一般社会人向けなのも好ましい。 伝わるデザインの基本 よい資料を作るためのレイアウトのルール Amazon
View Article小説フランス革命6 フイヤン派の野望
第6巻では、前巻で王が逃亡を図って失敗した後の影響を描いている。 王様が逃亡を図ったことで、これまで民衆の間で人気があったルイ16世であったが、すっかり人気を落とし、民衆からは退位を求める運動が激しさを増す。...
View Article間取りを決める
土地の購入が決まったら、まず行うのが間取りの決定 土地購入時にハウスメーカーにもらう間取り計画はあくまで仮のもの実際に、どこにリビングを置き、風呂を置き、というのはまだまだ変更可能です。ハウスメーカーの人に、しっかりと自分の希望を伝えます。...
View Articleディアスポラ 勝谷誠彦
ニュース女子で、チベット関連のことで勝谷誠彦さんが自分のこの本を宣伝していたので借りてきた。 正直言うと、小説としてはかなりつまらんただ、内容として示唆しているものは面白い。この本の後書きで百田尚樹さんが言っているように、文学をちらつかせていることが原因だろう。表現がいちいちうるさい(というか鼻につく)のだ。売れないのも納得だった。...
View Article設備を決める
間取りが決まると、各々の部屋のサイズと位置が確定してくる。この段階でおそらくハウスメーカーは金額見積もりの変更分を教えてくれるでしょう。 次に決め始めるのが、床とかキッチン・風呂・トイレの設備周りこの段階になると、展示場はあまり役に立たなくなってきます。というのは展示場の設備は実際に使用しないために、実用的ではないもの、現実には法的に設置できないもの、すごく高価なものがありがちだからです。...
View Article歴史の愉しみ方 磯田 道史
著者は、武士の家計簿などを書いた方 この本は、著者が歴史としてはあまり議論にのぼらない(文献が少ない)ものについて、古文書を探りながら、持論を展開していくというもの...
View Article松平家 心の作法 松平洋史子
旧鍋島藩藩主の家系の方の本女性版、武士道というか心の持ち方についての本 とても厳しいしつけをされていて、それでいて自然体を心がけるという鍛錬の必要なもの実践しようとするとなかなか難しいものひとつひとつ心がけてみるのもいいかもしれません。これを読んでいると、一生鍛錬だな、と思う 松平家 心の作法 Amazon
View Articleホルケウ英雄伝 山浦玄嗣
どこかの世界のお話のように書きながら、明らかにこのストーリーは、大和朝廷初期から奈良時代初め辺りの時代設定だ。ただし、主人公は蝦夷の男で、敵役はヤマト朝廷側日本版スターウォーズを意識しているようなストーリーだった 栽培する稲を貸す代わりに収穫したら倍返しということをことさらに守銭奴のように非難しているが、稲は一本から何十倍も増えると思うんだが・・・と読んでいて突っ込みどころ満載...
View Article最終チェック
設備等がすべて決まると、最終確認をハウスメーカーと行います。 それこそ、キッチンの設備から巾木の色・材質まで細かくチェックします。ここは頭が疲れますが、絶対に手を抜かないこと契約書のチェックに等しい行為で、このチェックに基づいて家を建ててもらうので、ここに漏れが生じると、できあがりの家も自分の想像と違うものになります。...
View Article戒厳令下チリ潜入記 後藤政子
この本はかなり衝撃だった。チリがこの本にあった80年代には独裁政権下で、戒厳令が敷かれていた、ということ主人公はチリ人だが、レジスタンスに荷担して外国にいたことからチリには正式には戻れなかった。彼は変装して別人に成り済ましてチリの現状を映すドキュメンタリ映画を制作することを決意する。彼の変装、というは整形も含めて、すごかったようで、実の母親も全く気づかなかったという。...
View Articleリベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください 井上達夫
ラジオ、ザ・ボイスの宮崎哲弥さんの回に登場したときの印象から興味を持って借りてきた本 この人はリベラルではあるが、日本の妄想なんちゃってリベラルではない。彼の思想の根本には正義があって、それに即しているか、そして法的手続き、つまり正当性があるか否かで是非を判断しているように思われる。...
View Articleミカドの肖像 猪瀬直樹
この本は非常に面白い。前半部分が おおよそ、前後半にテーマが分かれていて、前半は西武グループ、とりわけプリンスホテルに焦点を当てている。後半は海外から見た日本の皇室とか社会に焦点を当てている。...
View Article全世界史1 出口治明
ライフネット生命保険創業者が書いた世界史の本 かなりよくまとまっていていいです。基本的な世界史の知識が入っていないと難しいかもしれませんが、そこがクリアされればとても面白い。 各時代の各国の歴史だと分断されていて、理解できない部分もこうして俯瞰して眺めるとつながって見えてくるのがよい。 ガーターベルトはイギリスのガーター騎士団の靴下止めからきているとは驚きだった。...
View Article逆説の日本史19 幕末年代史編Ⅱ 井沢元彦
久しぶりに借りてきた逆説の日本史 調べてみたら前回から二年半ぶりでした。今回の話題は、日米修好通商条約から桜田門外の変を経て、薩摩藩が本格的に倒幕に取りかかり始めるまで...
View Article外資系投資銀行のエクセル仕事術 熊野整
この本はとても良かったエクセルの技集かと思っていたが、実際にはミスをなくし、仕事をはかどらせ、きれいにデータを見せるためにはどうしたらよいのかということが書かれている。具体的には、ある特定の書式・ルールに厳格に従い、ファイルを共有しても誰でもわかるようにする。エクセルのセルで式を書いているセルと、値を書いているセルで色を変えるなど、結構目から鱗だった。 ビジネスエリートの「これはすごい!」を集めた...
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